10年後に消える「学歴」活きる『額歴』

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ここ10年位、「平均的」という言葉があまり使われなくなってきました。

昔は当たり前だった「平均的な家族構成」といっても、
今ではあまりイメージできません。

「平均的な生活パターン」といっても、
街には、平日休日、昼夜関係なく人が溢れており、
平均的なパターンがなくなりつつあります。

そして「平均的なお金の使い方」というのも
徐々になくなっているように感じています。

今までは、「周りがみんな持ってるから」という理由だけで、
同じものを持ったりしていましたが、
最近は、その判断軸が変わってきていると感じ、

私たちファイナンシャルアカデミーグループでは、
「お金の使い方や価値観」についての意識調査を、
1,000人の社会人を対象に行ってみました。

そこで、見えた面白い調査結果。

それが、学歴を重要視して物事を判断していた「学歴社会」が崩壊し、
今までとは全く基準の異なる「新額歴社会」という時代に変わっている、
ということが見えてきたのです。

「学」から「額」に変わっているのです。

Tシャツ一枚買う時も、売るときに高く売れるかどうかを考え購入し、
1年着たらヤフオクやメルカリで売却して、またお金に替えるという新額歴の高い若者。

仕事も、過去の学歴にしがみつくのではなく、
新しいことにチャレンジをし、柔軟に変化していくことができる新額歴を実践している人。

結婚相手を選ぶにも、高学歴や高収入だけで相手を選ぶのではなく、
年収低くても賢く貯蓄できる新高額歴な男性を選ぶ女性。

そんな昔の常識だった「学歴」が消え、
自分自身でお金の管理を行える『額歴』に移行していることが
調査の結果、見えてきたのです。

それを、『新額歴社会』の到来と感じ、
今日、メッセージをリリース発信いたしました。

 

ベストセラー「『学力』の経済学」著者であり、教育経済学者である中室氏も
『新額歴』の重要性について以下のように述べています。

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■教育経済学の観点から見た新額歴社会
自制心が低いと「明日からやろう」と、貯蓄やダイエットや禁煙などができないことがわかっています。
高校や大学で金融教育を受けていた人の貯蓄率が高いことを示した研究もあります。
多くの人が学歴よりも「新額歴」を重視するのは、お金を自制する重要性を認識しつつあるからであり、
「新額歴」は、現代社会を生き抜く上で極めて重要なのではないでしょうか。

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これから到来する「新額歴社会」時代を生き抜くため、
お金の教養が誰もが必要になってくる時代が、
もうすぐそこに来ています。

著者プロフィール

泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表。
泉自身が講師を務める月額動画コンテンツ
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