自由を紐解く2013年
明けまして、おめでとうございます。
今日からまた、新たな一年の始まりですね。
ここ数年、日本を始めとする世界中で、
ライフスタイルが大きく変わってきていると肌で感じますが、
私たち人間自体は変わっていないのに、
根本的に何が変わってきているんだろう…?
と、世界で活躍する方たちにお会いして
そう考えさせられることが多々ありました。
私たちは、十分なモノとサービスに囲まれて生活し
(とくに先進国の人は)生きることに不自由ない状況の中、
根本的に求めているものが「自由」ではないかと
私なりの答えがでてきました。
その自由を紐解いていくと、2つに集約されるようになりました。
1つ目が、経済的自由。
2つ目が、時間の自由。
この2つの自由度を高めていくために、
私たちは、日々生活しているのではないかと思います。
(もちろん他にもたくさんありますが、究極にまとめています。)
経済的自由は、私たちの生活の選択肢を増やしてくれます。
時間の自由は、私たちの生活の質を高めてくれます。
資本主義社会の中での選択肢を増やすための能力を高め、そして収入が高まり、
楽しいこと、好きな事をするために時間を作り、そして心の余裕ができる。
そんな生活を、私たちは無意識のうちに求めていて、
経済が発展したからこそできる贅沢を嗜むために、
ライフスタイルが変わってきているのではないか、と思うようになりました。
2年がかりで書き、去る11月に出版した「人生の値段(大和書房)」では、
1,人的資産
2,金融資産
そしてその結果得られる
3,将来資産
の3つに分けて、お金という軸をベースに体系化しました。
これは、私たちが10年間、
ファイナンシャルアカデミーというお金の学校を運営してきたこと、
そして、ファイナンシャルマガジン http://www.f-mag.jp/
の「大人のお金の教養」インタビューで偉大な諸先輩方にお話を伺い、
様々な角度から物事を見たことにより、まとめあげる事ができました。
そして今年は、「時間」について体系化しようと試みています。
経済と時間は切っても切れない関係にあります。
たとえば、時間のかかる安い移動手段を選ぶか、
高くても早く着く方法を選ぶか、など
一方を取れば他方を犠牲にしなければいけない「トレードオフ」の
関係にあることが多いのですが、その明確な基準がありません。
時間についての書籍や論文を読み進めてみても、
時代や思想、学問、価値観、そして心理や幸福度によっても
考え方は様々でした。
経済に必ず関わってくる「時間」という見えないものを体系化し、
「自由という豊かさ」を楽しむため、
一つの基準を創りあげていきたいと考えています。
ファイナンシャルアカデミーが11年目となり、受講生も21万人を超え、
少しずつではありますが、
金融経済教育の必要性が広がってきているように感じています。
お金だけあればいい、という拝金主義的な考えではなく、
金融リテラシーとお金というツールを使って、
私たち一人ひとりが経済的かつ心身的に豊かになるため、
金融経済教育を通じて、良い影響を与えていきたいと思っています。
自分らしいライフスタイル、豊かな人生を送るための大切なツールとして、
正しいお金の教養を身につけるため、
今年も「まじめにお金の勉強ができる場」を作り、
世の中に伝え続けていきます。
「学びに勝る投資はない」
この理念のもと、
一人ひとりが自分で考え、経済的に自立できる人間になるための学びの場を、
私たち、ファイナンシャルアカデミーは提供しています。
そして私たちファイナンシャルアカデミーのスタッフ全員も、
成長を続け、多くの方にその経験を伝え続けていきたいと思います。
ひとつお知らせです。
たくさんの不動産投資家の方からご要望をいただいておりました、
不動産投資上級コース IZUMI塾 を3月に開催することになりました。
http://www.f-academy.jp/school/izumi.html
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2013年元旦
ファイナンシャルアカデミー
代表 泉 正人