半径3m以内にいる他の社員が。

投稿日:

ファイナンシャルアカデミーグループでは、全社員が集まる会議を毎月定例で開催しています。社員数が増えてくると、部署同士の情報が分断され、なかなか共有ができなくなってくるので、毎回各部署5分で、1ヶ月のダイジェストを発表するのです。

単に共有するだけの会で、「こんな新しいカリキュラムができた」「受講生が◯◯名になった」「このようなクレームがあった」など、いいことも悪いことも共有し、全体的にどのように私たちが動いているのか、そしてどのように見られているのか、を全社員に知ってもらうために行う会です。

半径3m以内にいる他の社員が、何をやっているかも実際はあまりわからず、日々の業務を行うことも少なくありませんが、それを普段の雑談で共有するのではなく、あえて共有するだけの時間を作って、一斉に共有するのがポイントです。

金沢研修での社員全員参加mtgの様子

この定例の会議を継続し続けているおかげで、社内が一体化し、そして他の部署の動きがわかるので協力しやすい環境ができ、社員同士の横のつながりがとても強い会社となりました。業務の詳細まではわからないにしても、お互いの部署を思いやる心を誰もが持っていて、他人を落として自分の評価を上げるような人は一人もいない、とても良い協力関係が作れているのです。

一般的には全員を集めての共有会は無駄だという意見もある中、私たちは会を継続し続け、その結果、働きやすい環境と強固なチームが作れているんだな、と感じることができ、嬉しく思っています。

著者プロフィール

泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表。
泉自身が講師を務める月額動画コンテンツ
「IZUMI塾ONLINE」はこちら