「今年こそは!」を三日坊主にしないために。
ファイナンシャルアカデミーグループ 代表の泉 正人です。
2018年も始まり、「今年こそは!」といろいろな目標を立てた人(立てようと思っている人)も多いと思います。
家計簿が一番売れるのも1月で、「今年こそは、お金の見直しを!」とスタートする人が多いのですが、実際には三日坊主の人も多く、春まで続かないなんてことも…(笑)
お金の管理は、よほどしっかりした人でないと、なかなか続けるのが難しいのが現実です。かく言う私も、なかなか続けられない性格なので、お金の教養講座(や書籍)で伝えているような月イチ管理という、できるだけラクな方法で仕組み化して、ここ20年近く管理しています。
ただ、家計簿をつけて節約するというだけではなかなか人はモチベーションも高まらず、結果として習慣化されません。
英国の心理学者ジェレミー・ディーン氏が、習慣化について「即効薬や特効薬に頼ろうとするのをやめ、長期的な戦略を導入することが大切」と言っています。その長期的な戦略に必要なこと、それが「目標設定」です。
「留学資金を2年で貯める」
「3年後までにマイホームの頭金500万円を貯める」
「定年までに純資産5000万円にする」
「5年後までに家賃収入、月100万円を得る」
「1ヶ月で資金を2倍にする」
など、どのような目標でも良いので、まずは立ててみるのです。
ただし、資産運用は、短距離走のようなものではなく、時間軸の長いマラソンのようなものと捉えたほうがうまくいきます。「1ヶ月で資金を2倍にする!」と意気込んだとしても、うまくいくのは運の良いほんの一部の人だけでしょう。ほぼ目標を達成できないことがわかっているならば、目標を立てる意味はありません。
一方で、中長期的な戦略を立て、しっかり知識を身につけて実行していけば、数年で資金を2倍にすることも難しくはありません。その後も安定して資金が増えていく仕組みが作れれば、給与(労働収入)以上の収入を資産運用から得て、結果的に純資産を増やしていくことも簡単です。
先日、ファイナンシャルアカデミーの受講生にアンケートを行ってみました。
株式投資スクール受講開始から2年後に、73%の受講生がプラスの運用実績を出し、平均運用額+441万円という結果がでています。不動産投資スクールでは、受講生の57%が家賃収入を得ており、その中の4人に1人が年間500万円以上の家賃収入を得ているという結果が出ています。
「資産運用は怖くて手が出せない」と思っている人も多い中、中長期的な戦略を立てて、実際に行動を起こした人は、たった数年で資産を増やしているという事実があります。
実は、、、仕事も資産運用も、根本的には「近い未来に、どこにお金が集まっていくか」を正しく予測できた人が成果を得ることができます。
たとえば、仕事を選ぶときにも中期的な未来を見てみるとわかります。
街の写真館でカメラマンとして働くよりも、ドローン専門カメラマンになったほうが、成果が出る(お金が集まる)でしょう。これから銀行に勤めて融資担当者になるよりも、ビッグデータを活用した融資システムを作ったほうが、成果がでるでしょう。
これは、資産運用も同じです。 仕事(ビジネス)で成果がでると思うところに、資金を振り分けていくこと。それが資産運用の本質なのです。とてもシンプルですよね。
2017年は、日経平均株価が26年ぶりの高値をつけ、不動産価格も都市部では上昇しました。NYダウ平均株価も過去最高値を更新し、仮想通貨ビットコインも急上昇し、新しいお金の時代の訪れを感じた1年間となりました。
2018年は、どのような年になっていくでしょう。
一人ひとりが、ワクワクする1年が過ごせるよう、そして明るい未来が築けるよう、「すべての人に、金融経済教育を。」というメッセージを軸に、お金のことを正しく学べる場づくりを、これからも私たちは行っていきます。
去年から準備している多数のカリキュラムも完成に近づいており、いくつものスクールやゼミが新たに開講する予定です。成果につながる即効性の高いカリキュラムを基本に、金融商品の販売などを行わない中立的立場のこだわりを守り続け、今年も誠実に運営していきます。
今年も1年、どうぞよろしくお願いいたします。
ファイナンシャルアカデミーグループ 代表 泉 正人