「新額歴社会」が広がっている
「新額歴社会」を唱えて、1年が経ちました。
昔ながらの学歴社会が崩れ始め、良い大学を出ても良い仕事に就けないという現状を、解決するためのメッセージとして考えたものです。
学歴はあるに越したことはありません。高学歴というのは、同じ年齢、同じ期間という同じ状況の中で、勉強という競争に勝ち残った人が得られるもので、とてもわかりやすい基準となっています。
ただ社会に出ると、スタート地点はみんな違います。猫がライオンと戦わなければいけないような状況もよくあります。ウサギが勝つこともありますし、カメが勝つことだってあります。
そのような状況の中で、これからの時代を生き抜くために何が必要になるのかというと、世の中の出来事を俯瞰してバランスよく見ることのできる力、つまりファイナンシャルリテラシーなのです。
学歴が高ければ、必ずしもファイナンシャルリテラシーが高いというわけではありません。稼ぎが多ければファイナンシャルリテラシーが高いというわけでもありませんし、貯蓄額が多ければ高いというわけでもありません。
お金の教養の7つの軸にあるように、考え方から貯め方、使い方、稼ぎ方、そして増やし方から維持管理、最後には社会還元ができるバランス力のある人が高いのです。
これを私は「新額歴」と呼び、新しい基準になっていくと考えています。
私たち個人はもちろんのこと、会社でも、国でも、お金のことを考え、正しく扱っていかなければいけない時代となりました。お金は単なる貨幣ではなくなり、信用を見えるかしたデータとなり、電子マネーや仮想通貨などのデータになりつつあります。そのような時代にお金を正しく扱えるようになることが、私たち一人ひとりの生活を変え、国や社会も変わっていくと考えています。
これからもこの「新額歴社会」を広め、良い社会を築いていきたいと考えています。