GPIFを所管する厚生労働省年金局で 「市況を読み解くアセットマネジメント」をテーマに研修を実施
2020年3月12日
データに基づいた今後の市場環境予測と投資判断を行うための実践的な学びを提供
日本最大級の総合マネースクールであるファイナンシャルアカデミー(本社:東京都千代田区、以下:当校)は、2020年2月18日、25日に厚生年金及び国民年金の積立金の管理・運用を行う、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を所管する厚生労働省年金局資金運用課の職員向けに「市況を読み解くアセットマネジメント」をテーマに研修を開催しましたのでお知らせします。当研修は昨年の初開催に引き続き、2年目の実施となります。
■不安定な市場でもデータから今後を予測し冷静な投資判断を可能にする高度な能力を
新型コロナウイルス感染症拡大による景気悪化懸念により、急激に変化する世界の経済環境。先が見通せない状況下では、インパクトの大きな個々の事象をもとに投資判断を行いがちですが、こういった時ほど俯瞰した視座から複数のデータを総合的に分析し、冷静に判断することが求められます。
今回、厚生労働省年金局資金運用課の職員に対して実施した研修では、当校取締役でファイナンシャルアカデミー総研代表を務める渋谷豊が、「市況を読み解くアセットマネジメント」をテーマに、不安定な経済環境下においても、株式や債券といった各アセットの投資判断ポイントを正しく理解した上で適切な資産配分(アセットアロケーション)、および管理を行うための専門的な知識を伝えました。
年金局資金運用課は、厚生年金及び国民年金の積立金の管理・運用を行う「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」を所管しており、職員には高度な専門知識が求められますが、国内外の各種データに基づいた実践的な研修内容に、主催者・受講者からは高い評価をいただきました。
■研修概要
開催日程:2020年2月18日(火)、25日(火) 14:00 〜 17:00
開催場所:厚生労働省内 会議室
講師:
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渋谷 豊/Yutaka Shibuya
ファイナンシャルアカデミー取締役/ファイナンシャルアカデミー総研代表
邦銀勤務を経て、2001年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)を修了。2001年より米銀シティバンク、エヌ・エイのプライベートバンク部門にて、富裕層業務に従事。2005年より仏銀ソシエテジェネラルに入行し、日本およびシンガポール支店にて、2013年まで資産運用業務に携わる。世界的な金融危機を体験したことを機に中立的な金融アドバイスの必要性を痛感し、2013年からは独立系投資顧問会社の代表として富裕層や上場会社向けに、株式、為替、債券、金利、コモディティ、不動産など金融に関する中立的なアドバイスを提供する。海外勤務歴9年。現在はファイナンシャルアカデミーの取締役・講師として、富裕層サービスと海外勤務経験を活かした金融・経済の見通しに関するレポートを執筆する傍ら、金融リテラシー向上に関わる様々な活動を行う。
●担当講座『ファンダメンタルズ分析攻略ゼミ』他外部機関向け研修
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研修内容:
Vol.1-1 シナリオの作成
全体のリスク許容度、メインシナリオ作成(米・欧・日・中・新)、サブシナリオ作成、
各シナリオの実現可能性、アセットアロケーション
Vol.1-2 アセットクラス(株式)
株式市場の概要、各国への投資チェックポイント(米国・欧州・日本・新興国)、株価が下落する理由、
株式分析の流れ
Vol.2-1 アセットクラス(通貨)
通貨の基礎、為替の変動要因、主要通貨の特徴、通貨の投資戦略
Vol.2-2 アセットクラス(債券)
債券の基礎、世界各国への投資チェックポイント(国債・ハイイールド債・クレジット)
Vol.2-3 その他アセットクラス
不動産、コモディティ(金・原油)、REIT、ヘッジファンド
当校は、今後も業界を問わず幅広い人に対して金融経済教育の提供を続け、一人ひとりが自分らしい生き方や働き方を自ら設計していけるような社会づくり、人づくりに貢献してまいります。