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次の10年を切り開く大切な仲間を探しています。
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こんなものまで勉強できる?!ハローワークの職業訓練仕事を探したいけど、特別な資格もないし経験もない、今とは違う業種にチャレンジしたいけど専門知識がないと悩んでいる貴方。ハローワークの提供する職業訓練を活用してみてはいかがでしょうか?ご存知のようにハローワークでは、求職者にむけてお仕事の紹介をおこなう機関ですが、求職者支援制度に基づき…
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人生が劇的に変わる富裕層が大切にしていること3選日本には、200万人を超える富裕層がいると言われています。富裕層は、彼らだからこそ知っている3つのことを心掛けながら生活しています。この記事では、彼らが実践している3つのことを紹介します…
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スクール日程&進捗状況
(新宿本校の平日コース日程と進捗状況です)
不動産投資スクール |
5月29日(火)vol.5
物件取得戦略
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株式投資スクール |
5月30日(水)vol.5 「株式」とは何か
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外貨投資・FXスクール |
5月31日(木)vol.5
各通貨の特徴
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50代のための
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6月2日(土) vol.5(E) 年金受給額を増やすには
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無料セミナー案内
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全国で毎月3,000名が参加する「お金の教養講座」では、”毎日の家計管理”や”将来かかるお金の準備”などの具体的な取り組み方。 また、将来収入を増やすための効率的な…
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年間1,000人以上が学び、2人に1人が大家さんとなり、安定的に家賃収入を得ています。物件選び、収支計算、融資、節税、リフォーム等の実践スキルを24 時間で身につけ…
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なんとなくの「勘」やメディアの情報に左右されずに銘柄を選び、安定して利益を出すための、株式投資の仕組みとセオリーが体系的に学べます。成功した投資家が…
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私たちの多くが不安を持つ定年後の生活。生活、住まい、年金、医療費、相続、介護、補助金まで、「お金を中心に定年後のすべて」を最短3カ月で学ぶスクールを体験します…
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[第26話](その2)老人は僕の方も見ずに、ただ自分の前を通り過ぎる人影を追いながら、無造作に尋ねた。「なぜ、起業するときはあれほど、こだわった自己資金という縛りをあっさり解いて、銀行から借り入れをしようと思ったんだい?」「ひとつにはタイミングを逃したくなかったのです。クリームおにぎりの今の人気に乗れば、僕らはもう一段階上の成功をつかめる。それには今、出店攻勢をかけるしかない。クリームおにぎりがいくら人気だからといって、地方にある評判の良い店でしかありません。 |
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コンビニの話を断ったときに、今が事業をジャンプアップさせるタイミングだと悟ったんです。のんびり自己資金がたまるのを待つよりも、いっそ銀行からお金を借りて、自己資金にレバレッジをかけて、大きな勝負に出るときだと思ったのです」
「最初と言うことがずいぶん変わっているな。それは気づいていたか?」
「実際にお金を稼いで、店の実績が積み上がっていくごとに、扱うお金の額が飛躍的にあがっていきました。二〇〇〇万の借金なんかはすぐに返せる額のつもりになっていました。実際に月々の支払いは予想売り上げに比べれば微々たるものでした。そのとき僕はもう少しで成功した経営者の仲間入りができると思っていました。まさか、最初にやった事業がここまでうまくいくなんて誰も予想していなかったでしょう。僕の妻でさえも」
「その頃、奥さんとは話をしていたのかね?」「いえ、家に帰ってもほとんど、米角のことで頭がいっぱいで…、何も話ができていませんでした」「じゃあ、借金のことも、奥さんには話さなかったんだね」「はい 、妻には事業のことは話していませんでした。ただ毎月の貯金の口座額が増えることで妻を満足させていると思い込んでいました」この頃の妻は、僕の事業のことよりも娘の愛子のことで頭がいっぱいでした。
*
「今日も病院に行ってきたけど、愛子の身体の具合が一向に良くならないの」
「医者はなんて言ってるんだ?」
「県南の大きな病院にうつってみるのはどうか?と言ってきたわ」
「わかった、お金のことは心配しなくてもいい。愛子にとって一番最良の選択をしてやろう」
「そうね。あなたが今一番大変な時期なのはわかるわ。あなたも身体に気をつけてね」
僕は外で仕事をして、お金を稼いで、妻は家の中を切り盛りする。それが一番いいと思っていたのです。僕がそばにいたからといって、何かできたわけではありません。
「本当にそう思うのかい?」
僕は老人にそう言われて、言葉に詰まった。今から振り返ってみると、僕は娘のことをほっといて、自分の事業の面白さに夢中になっていただけなんじゃないだろうか。
「実際、成功した経営者の中には、家庭を犠牲にする人も大勢いる。それをもって君を責めるつもりはまったくない。事業というのは、それくらいのめり込まないと、成功しないということもあるだろう。だが、君がそもそもなぜ、事業を始めようか、と考えたところに立ち返ることも必要だったろう。扱うお金のレベルがあがったことで、君はそんな心の余裕をだんだんと失ってしまったようだ」老人は僕から目線を外すと、何かを思い出したように遠くを見つめた。
「その頃、M駅前店とK駅構内店のマネージメントは誰がやっていたんだい?」
「任せられるところは人に任せていましたが、帳簿はずっと僕が見ていました」
「じゃあ、新しく開業する二店舗のマネージメントは誰がやる予定だったんだい?」
「それは、葉山のツテで大手飲食チェーンのマネージャーをヘッドハンティングすることにしたのです。名前はなんと言ったか忘れてしまいました。なんせ、すぐ辞めさせてしまったので」
「ほう、それはまたなぜ?」
「彼にはとても悪いことをしたと思っています。
新規オープンは、色々とやらなければいけないことも山積みで、本当に大変でした。目まぐるしく働くことで、不安を忘れてしまいたかった。ここさえ乗り越えれば、すべてうまくいくはずという思いだけで動いていたんです」
老人は、一言つぶやいた。「傲慢だな」(続きは次回のWeekly通信で)
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