中川さん:「キャッシュレスで『お年玉』、考えたことありますか?」
––––––お年玉をキャッシュレスで!!考えたことがなかったですね…。
中川さん:実は今、お年玉をキャッシュレス化することに賛成する方が増えているんですよ。
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こんなやり取りをするきっかけが、出勤前に自宅で観たワイドショー。「キャッシュレスお年玉 賛成派増」とタイトルに書かれ、お年玉とキャッシュレスについて出演者が意見を交わしていました。
なんとそこに、情報元としてファイナンシャルアカデミーの名前が!!
––––––テレビにファイナンシャルアカデミーの名前が出ていて驚きました!
中川さん:これまで何度もテレビで取り上げていただいているんですよ。ファイナンシャルアカデミーでは、「キャッシュレスとお年玉に関する意識調査」という独自のアンケート調査を2018年からおこなっており、今年で3回目になります。
––––––お年玉のキャッシュレス化に賛成する方が増えている、とのことでしたが。
中川さん:はい、今年のアンケートの大きな特徴です。お年玉のキャッシュレス化賛成派が、過半数になりました。去年が34%。今年が、51%です。
––––––かなり増えていますね!やはり、コロナで帰省ができにくくなったこともあるのでしょうか。
中川さん:はい。お金自体の衛生面も含め、「コロナ関連」の理由も賛成派に多いですね。従来のキャッシュレスの利便性と合わせて、今年キャッシュレス化に賛成する方がいっきに増えた、という印象です。
それから、キャッシュレス化賛成意見の中に、「新札、ぽち袋の準備がいらない」という理由もありました。
––––––確かに、お年玉を渡す準備は意外と面倒ですからね。わたしも、お年玉のキャッシュレス化には賛成です。ただ、実際に子供にあげるとなると……。やはり、現金でお年玉をあげようと思ってしまいます。
中川さん:実はアンケートでも、「2021年のお年玉をキャッシュレスであげる」と答えた方は、全体の1割でした。
––––––気持ちすごく分かります。やっぱり、実際のお金のありがたみ、価値を理解してからの方がいいかなと、思います。お年玉をキャッシュレス化するのは、それからでも遅くないのかなと。
中川さん:そうですよね。「お年玉」キャッシュレス化反対派の多くが、「お金のありがたみ、価値がわからない」を理由としてあげていました。
「お年玉」キャッシュレス化賛成派も、まずは子供が「金融リテラシー」をつけることが大切だと考えている方が多いため、「2021年のお年玉をキャッシュレスであげる」と答えた方が1割にとどまったのかもしれません。
実際、アンケートの8割の方が、「キャッシュレス化に伴い子どもの金融経済教育は今まで以上に必要だと感じている」と回答しているんですよ。
––––––子供たちへの「お金の教育」って、難しいな〜。
中川さん:難しいですよね。
いきなりキャッシュレス決済から始めると、お金の増減を「ただの数字の変化」だと捉えてしまう危険性もありますが、現金を扱える力がしっかりと身につけば、たとえ形が変わったとしても大きな心配は要りません。
まずは、お金そのものとの付き合い方を学ぶことが大切です。時代に応じたお金を正しく扱える力は、これからの子どもたちに必要ですよ!
そして、子供たちの手本となる、大人の「金融リテラシー」も大事です。ファイナンシャルアカデミーでは、無料の「お金の教養講座」があります。この機会に、お金の勉強をスタートしてみてはいかがでしょうか。「お金の教養講座」はこちらから。
「キャッシュレスとお年玉に関する意識調査」の詳細は、こちらから。