大学生で株をはじめるべき5つのメリットと、2つの注意点

2022年1月18日

大学生に株式投資は関係ない、あるいはまだ早いと考えていませんか?
私は10代から株をはじめましたが、株式投資は若い人たちにとって多くのメリットがあると感じてます。

今回は大学生で株をはじめるべき理由と注意点を紹介します。
株式投資のメリットと注意点をしっかりと理解しておくことは資産形成にとても重要です。

株式投資に興味のある方はぜひこの記事を参考に投資について検討してみてください。

大学生で株をはじめるメリットとは?

大学生から株をはじめることには多くのメリットがあります。
ここでは、具体的なメリットについて紹介します。

収入の柱が増える

ほとんどの大学生の収入はアルバイト収入のみです。
授業の合間にアルバイトをし、収入を得て、生活費や娯楽費に使っているという方が多いでしょう。

株式投資を行うことで、アルバイト以外の収入を得ることが可能です。
株式投資は株価の値上がりによる利益の他に、株主に対して配当金が出る場合もあります。

そして、株式投資には労働時間はありません。
授業を受けながらアルバイトを行うことはできませんが、授業を受けながら株式投資をすることはできます。
遊んでいる間も株を保有している企業は、株主の為に働いてくれるのです。

もちろん、株式投資は必ず儲かるわけではありませんので注意は必要ですが、アルバイト以外の収入を得る手段として有望な方法となるでしょう。

経済の勉強になる

大学時代は様々な知識を身に付けるのに適した期間です。
社会人になってしまうと、自由に使える時間は途端に激減してしまいます。

色々な知識をどんどん覚えられる期間である大学生の間に株式投資をすることは、一歩進んだ経済の勉強になります。

株式投資を行うことで、世の中のお金の流れや、企業の仕組みを知ることが可能です。
それは投資金額が少なくても関係ありません。

今後社会人となる大学生にこそ株式投資による経済の知識は重要となるのです。

長期投資の恩恵を受けやすくなる

投資で最も重要なのは長期投資を行うということです。

「複利」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「悪徳金融でお金を借りると借金が雪だるま式に増える」というような話を聞いたことがないでしょうか。
高額な利子が発生するので、返済が追い付かずどんどん借金が増えてしまうことを言うのですが、これも複利の一面です。

複利とは簡単に言えば、利子に利子が発生するということです。

例えば、1年間100万円株式投資をして10%の利益が出た場合、110万円になります。
2年目は1年目より大きな110万円で投資ができますので、1年目と同じ10%の利益が得られれば1年目の利益である10万円より大きな11万円の利益となります。

同じ利益率であっても、1年目より2年目、2年目より3年目と利益額はどんどん増えます。
これが複利の力です。

実際は、投資成績は上下しますのでこの例のようにきれいにはなりませんが、過去のデータは長期的には株式投資はプラスのリターンを得られることを示しています。

ですので、若い大学生の間から投資をすることで複利の力を味方に付けることができるのです。

就活にも役立つ

株式投資を行うには、投資する企業を選ばなければなりません。
多数ある企業の中からどの企業が有望か調べることになりますので、色々な企業についての知識が自然と手に入ります。

そういった知識を得ることで、就活の際にも世間に流されることなく企業を選ぶことができます。
また、面接でも企業のことを知っているということは大きなプラスになるでしょう。

株式投資は就活にも役立つのです。

将来の選択肢が増える

株式投資をすることで様々な知識を得ることができ、場合によっては多額の資産を得られるかも知れません。

知識と資産があれば、今まではできなかったこともできるようになるかも知れません。
将来の選択肢が増えるのです。

株ってどうやってはじめるの?

株式投資をはじめるには証券口座が必要です。
ここでは株式投資をはじめるための証券口座の開設方法や選び方を紹介します。

証券口座を開設する

ネット環境が発達した今では証券口座を簡単に開設することができます。
多くの証券会社はインターネットでの申し込みに対応していますので、スマホやパソコンがあればその場で口座開設手続きを行うことが可能です。

必須の必要書類は
・本人確認書類(免許証や保険証)
・マイナンバーがわかる書類(マイナンバーカードや通知書)
などがあります。

必要書類や申し込み方法は、各証券会社のHPに分かりやすく掲載されていますので、簡単に口座開設することができます。
もちろんお金はかかりません。

証券口座の選び方

証券会社には大ざっぱにネット証券と対面型証券があります。
大学生にはネット証券をお勧めします。

対面型証券は、証券会社の担当がつき色々なことを相談することができますが、売買手数料が割高です。
また、営業担当にもノルマがありますので、100%顧客の利益を常に優先してくれるわけではありません。

ネット証券であれば、売買手数料などが格段に安く、また証券会社から営業の連絡があるということもありません。

ネット証券は自分で注文などの操作を行う必要がありますが、スマホが使えるのであれば大丈夫です。

様々な証券会社を比較して一覧にしているサイトもありますので、そういったサイトを利用するのも良いと思います。

また、口座は特定口座の源泉徴収有口座を選択すれば確定申告が不要ですので便利です。

学生が株をはじめる前に注意しておくこと

確定申告で扶養からはずれるケースも

証券口座を特定口座の源泉徴収有口座以外を選択した場合は、原則確定申告が必要となります。
ほぼ全ての大学生は親の扶養親族となっており、確定申告をすることで扶養から外れてしまうと、税金や保険証など様々な問題が発生してしまいます。

確定申告を行う時は慎重に行うようにしましょう。

未成年(満20歳未満)が口座開設する時の条件

未成年が口座を開設する場合は、
・親権者の同意書類
・親権者と未成年者の続柄がわかる書類
などが必要です。

また、親権者が同じ証券会社に口座開設していることも条件となります。

保護者に内緒で口座を開設するということはできません。
後々問題にならないようにきちんと保護者の了解を得た上で口座開設を行いましょう。

10代で投資をはじめた経験者からのアドバイス

私も10代から株式投資を始めました。
アルバイトで得たお金で株を買い利益を出した喜びは大きいものです。

それ以上に株式投資を通じて、多くの企業について知ることができたこと、また経済についての知識を得ることができたことが自分にとって大きな財産となりました。

大学生ですので高額の株式投資はできませんでしたが、それでも毎日、四季報や証券会社のサイトで投資についてわくわくしながら調べたことを思い出します。

投資に興味のある方であれば同じように楽しみながら株式投資を行うことができるでしょう。
ぜひ、皆さんも株式投資を通じて自分の世界を広げ、資産形成の一歩を踏み出してください。

ただし、投資はくれぐれも慎重に行ってくださいね。

この記事のライター

森田賢一

FP2級資格を持つ30代男性会社員。10年以上の投資歴を持つ現役投資家。
10代から投資をはじめ、リーマンショックでは投資家としての心構えを鍛えられた。
株式を中心にETFやREITへの投資も行い、現在の運用資産は5,000万円。アーリーリタイヤを目指し投資の勉強は欠かさない。
ブログにて株式投資に関する情報を発信中
【ブログ】FP森田の株式投資ブログ

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