株の取引がいつできるか知っていますか?
取引が可能な時間帯を知らないと、思わぬところで損をしてしまうかも知れません。
株の取引は取引所を通じて行いますが、株式市場はいつでも開いているわけではありません。
株式投資をするなら取引可能な時間を把握している必要があります。
スムーズな株取引を行うためには、株取引がいつできるのか知っておくことが重要です。
そこで今回は、株式取引の必須知識である株の取引時間を紹介します。
取引可能な時間帯を知っておくことは、投資をするなら必須の知識です。
株式投資を検討している方や株式投資初心者の方はぜひ最後まで読んでいただき参考にしてください。
Contents
土日祝日、年末年始でも取引はできる?
取引所はお休みで取引はできない
株取引は通常、東京証券取引所などの証券取引所を通じて行います。
投資家は各証券会社に注文を出し、証券会社が取引所に投資家の注文通りに取引を行うことになります。
そのため、証券取引所が休みの日は株取引はできません。
土日祝日は取引所は休業日です。
よって、株取引はできません。
基本的には証券取引所はカレンダー通りに運営がされていますので、株取引ができるのは平日だけです。
年末年始もお休み
年末年始も株式市場は開いていません。
年末の最終取引日は12月30日で、大納会と呼ばれます。
年始の初取引日は1月4日で大発会と呼ばれています。
12月31日から1月3日までの間は平日であっても証券取引は休業日となっていますので、株式取引を行うことはできません。
12月30日や1月4日と土日祝日が重なった場合はその前後の平日が最終(最初)取引日です。
例えば、12月30日が土曜日の場合は12月29日が最終取引日となり、1月4日が日曜日の場合は1月5日が最初の取引日となります。
お盆休みも祝日でなければ取引可能
株式市場に盆休みはありません。
土日祝日で無ければ市場は開いていますので株取引をすることは可能です。
株式市場の取引可能時間は?
東証は平日9時〜15時
東京証券取引所(東証)での取引可能な時間帯は平日の午前9時から午後3時です。
ただし、11時半から12時半の1時間は休憩時間となっています。
9時から11時半までは前場、12時半から3時までは後場と呼ばれています。
PTS取引では夜間取引が可能
通常の株取引は東証などの証券取引所を通じて行いますが、それ以外にもPTSとよばれる取引をすることが可能です。
PTSは私設取引システムと呼ばれているもので、証券会社が独自に提供している取引サービスを言います。
PTSでの株取引は証券取引所を通さずに、証券会社の独自システムを利用して取引を行います。
PTS取引は証券会社独自のサービスですので、取引時間も証券会社が決めており、夜間も取引することが可能です。
ただし、売買は通常の株取引に比べてとても少ないので、安易に注文すると相場とかけ離れた価格で約定することもありますので注意しましょう。
また、PTS取引はあくまでも証券会社の独自サービスですので、どの証券会社でも提供しているわけではありません。
PTS取引を行いたいのであれば事前に証券会社のHPなどでPTS取引が可能かどうか確認するようにしましょう。
リアルタイムで株の購入はできないが取引予約はできる
月曜日(翌営業日)の取引予約
前述のとおり、土日祝日などの証券取引所が開いていない時間帯は株取引を行うことはできません。
ですが、休日も注文を出すことは可能であり、リアルタイムでの株取引はできませんが取引予約をすることは可能です。
例えば、日曜日の時点で明日(月曜日)にA株を購入するという注文を出すことはできます。
そのため、市場が開いている9時から15時の間での取引が難しいサラリーマンであっても株取引ができないということはありません。
自分の生活に合わせた取引を行おう!
証券会社の多くは、夕方~早朝まで幅広い時間帯の注文を受け付けていますので、市場が開いている時間帯に注文することが難しくても特に問題はありません。
リアルタイムで取引ができる限られた時間帯に取引を行おうとすると、むしろ冷静さを欠き適正なトレードができないというリスクもあります。
なにより自分の生活に合わせた株取引を行うことが重要です。
次回の記事では、限られた時間の中でベストな損切りを行うには?そのルールを考えていきます。