パラレルインカムの本質は、生活の維持ではなく、
自己実現のための仕事ができるようになること
前回からの続きー
第1回の内容はこちら
ここまでお話しすると、一刻も早く「資産所得の木」を手に入れて仕事をリタイアし、自由気ままに過ごす生活を実現したいという想いが頭をよぎった人もいるかもしれません。でも私たちファイナンシャルアカデミーは、あえて並行した(パラレルな)2本の「お金のなる木」を持ち続けるという生き方にこだわりたいと考えています。
その理由は2つあります。ひとつは、先の読めない時代だからこそ、並行した(パラレルな)「お金のなる木」を持つことの重要性がこれからますます増してくるということ。そしてもうひとつは、仕事を通じて自己実現や社会貢献をすることには、人生を豊かにするうえでのプライスレスな価値があると考えるからです。
パラレルインカムにおける2本目の木が、自らが労働しなくても自動的かつ定期的に得られる「資産所得の木」であることの必然性はここにもあります。副業や株式の売買やFXのキャピタルゲインのように何かしらの「労働」を伴うものは、やればやるほど1本目の「労働所得の木」のメンテナンスに注げる時間が減っていきます。あるいは、家族や友人と過ごしたり、ひとり時間を楽しむプライベートな時間が減っていってしまいます。
でも、それでは本質的には本末転倒なのです。パラレルインカムによって、生活の維持が主目的だった労働が、本当にやりたい仕事にコミットし、自己実現や社会貢献をするための労働へと変わる。これこそが、「パラレルインカム」の本質。私がすべての働く人に「パラレルインカム」を届けたい理由は、まさにここにあるといっても過言ではありません。
少し内輪の話になりますが、ファイナンシャルアカデミーの代表である泉自身がまさにそうでした。20代の頃、生活を維持するために働かなければと様々な仕事を経験しましたが、どうしても心の底からやり甲斐を感じられず、長続きしませんでした。浪費癖もあり、お金に困った時期すらありました。しかし、不動産投資と出会い、勉強し、660万円を元手に物件を買い進めることで、「資産所得の木」はあっという間に「労働所得の木」よりも大きく育ちました。そして心の余裕が生まれたことで、泉にとっての労働は、生活を維持するためのものから「金融経済教育を日本に広めたい」という自己実現のための労働へと変わったのです。気づけばそこから18年。このファイナンシャルアカデミーという学校は泉にとってライフワークであり、人生にとってなくてはならないものになっています。そしてこの経験が、泉がすべての働く人に「パラレルインカム」という考え方を届けたい原動力になっているのです。
次回へ続く。
生活を維持するために働かなければと様々な仕事を経験しましたが、どうしても心の底からやり甲斐を感じられず、長続きしませんでした。しかし、不動産投資と出会ったことで、労働は、生活を維持するためのものから自己実現のための労働へと変わったのです。